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東北大学 大学院国際文化研究科
国際政治学(池田・松本・和田)研究室
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​研究紹介

池田 亮 教授

主にフランスの脱植民地化政策を研究しています。脱植民地化という現象は従来は帝国史研究の文脈で研究されてきましたが、私は国際政治史の観点から冷戦との相互作用に特に関心を持っています。従来の脱植民地化研究は、宗主国が植民地にどのような政策を実施し、最終的に独立させていったのかが主たる問題関心でしたが、脱植民地化は冷戦の最中に進行しました。その結果、脱植民地化に積極的なアメリカと、それに消極的な西欧の植民地宗主国は、同じ同盟に属しながらも時に深刻な対立関係に陥ります。二つの現象がどのような相互作用を持ったのか、脱植民地化研究と冷戦史研究の架橋を目指しています。また、冷戦は世界中すべての地域を網羅するものですので、アジアやヨーロッパなど幅広い分野に関心を持ちつつ研究を進めています。

和田 萌 助教

多様なバックグラウンドを持つ人々が国境を越えて移動するという現象が、国際政治にどのような影響を及ぼすのかについて研究しています。特に、それらを国際関係論の枠組みを用いて分析することを試みています。また移動現象だけでなく、移動先の国に定住した人々の織り成すコミュニティが持つ作用にも着目しています。現在はフランスを事例として研究を進めていますが、ヨーロッパ全体の状況にも関心を持っています。

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